眼精疲労

プログラマにとって、「眼精疲労(疲れ目)」は不可避の職業病です。私も一日中パソコンに向かっている時などは激しい目の疲れや頭痛というか、頭の重みのようなものに悩まされ、左目の視力は0.2程度で完全な近視。幸い両目の視力は1.0近くあるので日常生活に大きな支障はないんですけどね。

ネットを見回すと「目に良い」商品があれこれ出回っているようですが、私はこれらの商品は使っていません。特に食品の類は。パソコンを使い続けるという絶大な「マイナス効果」の前に、コストをかけてまで多少の「プラス効果」を求めるのはあまりにもコストパフォーマンスが悪いですから。とはいえ、何も考えないでパソコンを使い続けているわけではなく、長年の格闘(^^;の末、いくつか対策をとるようにはなりました。
その主なものは

  • とにかく寝る。日中もちょっとした時間に10-30分程度仮眠を取る。
  • 一日一度は、自転車で走り回る。
  • 作業中は時々首筋を動かすなどして、体が「固まらない」ようにする。
  • 時々、近くと遠くを交互に見る。

といったものです。最初の寝る、というのは、作業を中断して休憩する、という意味もかねているのですが、仕事の合間などでは寝転んで微眠みながらも、「この処理こうしてみようかな」とか考えているで、「仕事を離れた休憩」にはならない場合もw しかも、こうした時に思わぬ解決策を思いついたりするんですよねえ。
次の自転車、というのは、(なるべくなら全身的)運動をする、ということです。私の生活の中では運動=自転車なので、これは自転車であちこち走り回る、ということになります。また、自転車に乗っている時は必然的に「近くや遠く、左右など視点の移動」を伴うので、その効果も大きい(実際、自転車は全身的な運動になる上に「様々な目の使い方」を自然に行う(行わないと命の危険がw)ので、「目の緊張をほぐす」には理想的な運動でしょう)。

首筋を動かしたりというのは誰でもやっていることですね。体が「固まる」と、どんどん辛くなりますから。最後の近くと遠くを見る、というのは、パソコン作業などごく狭い範囲を見つめ続けることで緊張状態にある目の筋肉を動かして緊張状態を緩和する、ということです。これは、疲れ目の解消というだけでなく各種の視力回復法でも基本的な考え方(この場合は、もう少し積極的に目の筋肉を「鍛える」意味も持つ)ですね。私は室内でも、時々目の前に指を置いてその指と数メートル先のものを交互に見つめる、といったことをやっています。

ただ、一日中パソコンを使い続けるような生活で眼精疲労に悩むのであれば、その一番の対策は「こんな生活やめてまっとうな生活をする」ということであるのは言うまでもありませんw

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