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数年前、在宅でネットワークゲームの開発に参加したことがあります。そのゲームは、ファンタジー系のMMORPGで、開発もプログラマがネットワークで繋がって行われていたのです。 で、ひょんなことから私もそこに参加することになってVC++の最新版を買い揃える(当時私が使っていたVC++5では、プロジェクトをビルドできなかった)ことに始まって、CVSの使い方、メーリングリストの使い方など「ネットワーク越しの開発作業」を一通り体験することができました。……結局あまり役には立てなかったような気がしますがw 最初はMMORPGなんて私にわかるんだろうか、とかなり不安でしたが、GUIのクラスでデータ処理や描画機能なんかをいじってみると、意外に何とかなりました。もちろん、「全体」は把握するのも困難で、何とかイメージをつかめても、その「実装」に参加するなど思いもよらないレベルのものだったんですがね。ただ、ごく一部の部品をいじる程度なら、私のようなゲーム制作の経験もほとんどない初心者でもできたわけです。 結局、あまり役に立つ機会もなく数ヶ月で開発から離れたのですが、商用(本物(^^;)のゲームのプログラム、それも私から見たら大変だろうな、と思っていたMMORPGのプログラミング手法に触れ、開発現場の生の声を聞くことができたのは大きな収穫でした。メーリングリストでも、クラス設計やVC++をとことん使い込む設定、C++の深部……とついていくのも大変な(というか、完全に取り残され私がそうした高度な議論に参加する機会はありませんでしたがw)ハイレベルな議論が展開されていましたし。何というか、「これが現場(^^;なのか」、という新鮮な驚きの日々だったような気がします。 今でもゲーム開発会社の求人掲示なんかを見ると、時々「在宅可」というのもありますね。ただ、割とハイレベルの方を求めているようで、ちょっと応募を躊躇してしまいます。機会があったら、またゲーム開発に参加してみたいな、と思ったりもするのですが、その前に少しは「使える」ゲームプログラマ目指して勉強しないといけませんかね……。 |