レンタルサーバーの契約時に意外に忘れがちなのが、アクセスログ(生ログ)とアクセス解析の機能です。レンタルサーバー会社と契約してサイトが軌道に乗ってから後悔しないためにも、最初にしっかりと確認しておきましょう。 まず、アクセスログが取得できるか、確認します。当然取得できるだろうと思っていると実は取得できなかったり、改めて設定が必要なのにその設定をせず取得できていなかったりすることがあるので、要注意です。また、アクセスログの保管場所にも注目。 一番楽なのは、「FTPでアクセスできるディレクトリに無圧縮のアクセスログが記録され蓄積される」形式です。これなら、すぐにダウンロードして自分の好きなアクセス解析ツールで解析できますし、過去のデータも直接見ることができます。欠点は、容量を食うことですが、現在の大容量化した格安レンタルサーバーではそれほど問題にならないでしょう。 次に「FTPでアクセスできるディレクトリに圧縮保存」される場合。これも「普段使っている展開ソフトで直接展開」できれば、無圧縮と大差ないのですが、特殊な形式だったりするとちょっと面倒ですね。 最後に「メンバーページから取得」する場合。これは面倒です。アクセスログを見るたびにメンバーページにログインして、一覧の中から、あるいはメニューから日付などを選択してダウンロードするわけですから。しかも、保存期間も決まっている場合が多いので、面倒だからと放置し続けるわけにも行きません。 なるべくならアクセスログがFTPから取得できるサーバーを選びたいところです。 続いてアクセス解析ツール。生ログを保存しておくと、各ページのリンク元や訪問者の傾向といったアクセス解析ができるレンタルサーバーが多いので、使い勝手も見ておきましょう。日々の詳細なデータは、ダウンロードしたアクセスログを自分で解析することになると思うので、週や月などある程度の期間で分析する機能に注目したいですね。 |