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真冬日、という言葉があります。最高気温が氷点下、つまり一日中気温がプラスにならない日のことですね。関東以南の平野部の方にとっては、あまり聞く機会もない言葉でしょう。しかし、冬の盛岡では天気情報で「今日の最高気温は盛岡で氷点下〜℃の真冬日でした」といった感じでよく聞きます。 私は、10年ほど前までは東京に住んでいました。東京にいた時には、もちろん「真冬日」などあり得ず、最低気温が氷点下になる「冬日」もそうは続きませんでした。その頃は、天気予報で北東北内陸部の某都市や北海道の最低気温が-10℃位だったり日中も氷点下だったりするのを見ては「毎日あんな低温が続く生活って、一体どんな感じなんだろう」などと思っていたんですが、こんな感じだったんですね(^^;。はい、ごく普通の生活(?)です。 実際、-8℃とか-10℃というのは思ったほどたいした世界でもありません。私は、昨年の冬はずっとYシャツにやや厚手の綿の上着と薄い化繊のウインドウブレイカー、下は普通の長ズボン、という服装でしたが、これで-10℃位でも特に支障はありませんでした(手がしびれて痛くなることはありましたが)。「厚着度」としては、東京にいた頃とあまり差がありませんでしたね。ただ、突発的な吹雪対策で上に一枚羽織った程度で。 ただ、出歩く分にはそれほど問題なくても真冬の盛岡は「何でも凍る」世界ですから、家や街にはそれなりの備えがあります。マンションの窓が二重窓になっていたり、大型商店は入り口も二重ドア。高級マンションだと、駐車場や周囲の路面の下に凍結防止用の温水が流されていたりするようです。こうした凍結防止対策は、一部の歩道にも施されていて、時には歩道から湯気が上がっていることも。 水周りでは、下水の方が問題かもしれません。冬の間は、排水が極端に悪くなるのです。私の家の場合、風呂の排水は一度床に落とされ床に設置されている排水口から下水に流れる仕組みになっているんですが、風呂の水を抜こうとして栓を抜き放置しておくと、流れてくる水が床の排水口に収まりきれず風呂場が水没します。しかたないので、少しずつ水が溢れない程度に抜いていきますが、一度水がたまると数時間たまり続けることもあり、大量の排水には気を使いますね。特に雪が残っている時は、流し込まれる雪で下水がふさがるのか、ちょっとした排水で溢れてきます。 と、いろいろ書いてきましたが、実は私にとって一番不便なのは「自転車が使いにくくなる」ことなんですけどね。量はわずかですが、雪が降る夜が結構あってそのわずかな雪が朝路面に凍りつくわけで……昼過ぎには消えますが、午前中の早い時間帯はちょっと危険かな、という日も度々。それに気温が氷点下だと手がかじかんで操縦が困難になりますし、年何度かの15cmを超えるような大雪に見舞われると、あちこちに雪が残る2,3日の間は注意が必要になります。 さて、天気予報では午後から雪が降るそうなんで今のうちに自転車で図書館にでも行ってきますか。 |
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