エクセルVBAマクロの可能性

エクセルの表計算シートには、VBAの関数をマクロとして追加することができます。VBAとは、Windows用プログラミング言語Visual Basicを元にアプリケーションの拡張機能を記述するために設計されたスクリプト言語のことです。

VBAには複雑な操作を自動化するマクロとしての側面もありますが、ActiveXDLLに対応しているためExcel本体の機能に留まらず様々なコンポーネントやライブラリを呼び出しその機能を利用しながら高度な処理を自動化して実行する汎用的なアプリケーション構築環境としての側面も持っています。DLLとして実装されているWindows APIも呼び出せるので、システムの高度な機能にもアクセス可能です。
つまり、VBAを利用するとExcelやWordなどのVBA対応アプリケーションを「表計算ソフト」「ワープロ」としてだけではなく、Windows本体の、あるいは各種コンポーネントなどを組み合わせたより汎用的なアプリケーションを開発し実行するプラットフォームとして利用できるようになるわけです。実際、エクセルの表計算シート上で動くVBAで開発されたゲームなども多数発表されていますね。

このコーナーでは、VBAでExcel本体の充実したセル(GUI)や計算機能、そして各種コンポーネントを利用しながら、どんなアプリケーションを開発することができるのか、試していってみたいと思います。
できれば、VBAで利用可能な自作コンポーネントや自作ライブラリも作ってみたいですね。


エクセルVBA練習帳