表計算シートにマクロを追加する

まず、エクセルを起動し「ツール」メニューから「マクロ」「Visual Basic Editor」を選んでみましょう(メニューの項目はExcel2000のものなので、他では少し違うかも)。すると、VBAマクロを管理するVisual Basic Editorが起動され、新たにVBAマクロを追加したり、既存のVBAマクロを編集できる状態になります。

Visual Basic Editorが起動したら、左上「プロジェクト」のフレームに現在のExcelブック内にあるシートが一覧表示されているはずです。とりあえず「Sheet1」を右クリックし、「コードの表示」でシート内にあるVBAマクロを見てみましょう。といっても、何も追加していないので当然開かれるコード編集画面には何もありませんね。
その編集画面に、以下のように入力してみてください。

Sub test1()
  MsgBox "test"
End Sub

これでSheet1に「test1」と名前のいうサブルーチン(VBAマクロ関数)が追加されます。さっそく、エクセルの画面に戻って(エクセル本体のウインドウを表示させて)「ツール」メニュー内の「マクロ」「マクロ」を呼び出してみましょう。
すると、登録されているマクロの一覧が出てきてそこに「Sheet1.test1」があるはずです。それが先ほど登録したマクロですので、クリックして選択したら「実行」してみてください。

実行すると「test」と表示するダイアログが出てきましたね。先ほどのtest1()内にあるMsgBoxというのは、後ろにある文字列(引数)をダイアログで表示する、というコードなので、これでマクロが実際に呼び出され実行されたことを確認できました。

以上で、表計算シートへのVBAマクロ関数の追加、表計算シート(エクセル実行画面)からのVBAマクロ関数の呼び出し、という基本的な流れがわかったので、次からはいよいよいろいろなマクロを作って実行してみることにしましょう。


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