99BASICの導入

99BASICは、かつてのパソコンBASICに近い環境をWindowsに再現する高機能なBASICインタープリンタです。ダイレクトモードによるステートメントの実行(BASICの文を入れてリターンキーを押すと直ちに実行される)、キャラクタの描画に便利なスプライト(ON SPRITE GOSUBもあり)、MMLによる音楽演奏にジョイスティック関数と「元パソコン少年」には感涙ものの環境でしょう。もちろん、これからプログラミングを始めたい、という方にも、直感的かつわかりやすい構文と機能で「やりたいことがすぐできる」楽しい「遊び場」を提供してくれます。
フリーソフトとして公開され、気軽に使うことができるので、まずは99BASICをダウンロードしてみてください。

ダウンロードして展開したら、実行ファイル(qqbasic.exe)を実行しましょう。すると、DOS画面のような99BASICの画面が表示されたと思います。ここで

PRINT "test"

と入力し、リターンキーを押してみてください。すぐにtestという文字列が表示されましたね。これが「ダイレクトモード」による実行です(「PRINT」は、指定された文字列を表示するコマンド)。続いて、

10 PRINT "test"

と入力し、リターンキーを押してみましょう。今度は、何も表示されないと思います。このように先頭に数字(行番号)を入れると、その行はプログラムとして記録され、RUNコマンドでまとめて実行されます。試しに

RUN

と入力してリターンキーを押してみてましょう。今度は文字が表示されましたね。行番号をつけてプログラムを作成し実行(RUN)すると、行番号の小さい順にプログラムが実行されていきます(プログラムの中で実行順序を変えることもできます)。ただし、一度使った行番号と同じ行番号でプログラムを入力すると、以前の内容は消えてしまいますので、注意してください。たとえば、

10 PRINT "abcd"

と入力して実行すると、今度はabcdという文字列が表示されます。以前の行番号10の内容(PRINT "TEST")は、上書きされ消えてしまったわけです。この「同じ行番号をつけて前の内容を消してしまう」というミスはけっこうやってしまうので、注意しましょう。不安な時は、

LIST

と入力してリターンキーを押すと現在記憶されているプログラムの内容が表示されるので、それで現在使用している行番号を確認できます。

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