Webコーダー
HTML5の概念で広まっているWebアプリ。サーバーからデータを読み込んだり、Webページ上で各種の「処理」を行ったりと、現在のWebは完全に「プログラムが動くプラットフォーム」になっています。
もちろん、従来型の「静的な情報提供」が中心のサイトもありますが、その場合もちょっとした「動き」で演出を行う場合が多いことでしょう。つまり、それだけWeb制作においても「プログラマ」の必要性が高まっているわけです。
Android/iOSのネイティブアプリでも、Webページを「アプリの一部」として取り込むWebViewというコンポーネントがあって、アプリの一部、あるいは大半をWebベースで開発する場合があります。スマートフォンプログラマを目指す方にとっても、Webコーディングは必須科目ですね。
幸い、Web制作でもWebブラウザに表示されるコード(HTML/CSS/JavaScript)を手掛ける「Webコーダー」はアルバイトでも参加しやすい職種と言えるでしょう。「ページごと」など分業が容易で、慣れないうちはデザイン調整を中心にするといった仕事の幅も広いため、短期のアルバイトでも受け入れやすいのです。
さらに、「クライアント側プログラマ」としてWebアプリ開発からスマートフォン開発まで幅広い案件に関わるチャンスがある職場もあります。
ただ、プログラマ志望の方がWebコーダーのアルバイトに応募する際は、仕事の中心が「コーディング」なのか「デザイン」なのか、よく確認してください。Webデザイナーとの兼務、あるいはデザインの方に重きを置く募集案件もありますし、純粋なコーディング以外に画像制作の作業が多発する職場もあります。
Web制作では、スマートフォンからタブレット、パソコンと「多様な閲覧環境」に対応する必要があるためある種の「想像力」が必要かもしれません。パソコン上で素晴らしい機能を作ったけど、スマートフォンではどう見えるだろうか、使いやすいだろうか…画面サイズだけでなくタッチ/マウスといった「操作感」の違いも含め、「実際に使う人」がどう感じるか、意識することを忘れないようにしましょう。