プログラマのアルバイトを目指すならAndroid開発を

プログラミングの経験はあまりないけど、アルバイトのプログラマとして働いてみたい。そんな願望をお持ちの方にまず試していただきたいのが、Androidの開発です。

圧倒的な「勢い」で拡大を続けるAndroidスマートフォンやタブレット。普及するプラットフォームには、当然「ソフト(アプリ)開発の需要」があるわけですね。そして、需要があるところには、供給(仕事)があります。そう、今一番「必要とされる人材」が何かを考えたとき、Android開発者はその最有力候補なのです。

また、プログラマとして活動するための準備という意味でも、Androidの開発経験は役立つでしょう。まず、Androidは開発の「準備」が非常に楽です。今使っているパソコン(無料OSのLinuxでも可)に、JavaとAndroid開発のキット(SDK)をインストールするだけ。しかも、インストールはマウスを何度かクリックする程度で完了です。

まずは気軽に始められるAndroid開発で「プログラムを組む」ことの意味を実感してください。そして、自分がプログラミングを「楽しめる」かどうか、考えてみましょう。仕事にするなら、まず楽しめること、そして続けられることが重要ですからね。

仕事としてプログラミングに取り組んでみたい、と思われたら、いよいよアルバイトとして働くための「具体的な道筋」を歩み始めましょう。まず、あなたが開発したAndroidアプリを「公開」してみてください。
Androidアプリは、Google PLAYという「ストア」に公開しますが、この「ストア」という仕組みは重要です。仕事として「商用アプリ開発」を行うのなら、(Androidに限らず)最終的にはストアに公開し流通させることになるからです。その「手順」を自分自身で体験し、「アプリを公開する流れ」を把握しましょう。

いくつかアプリを公開するうちに、Androidアプリを開発する「段取り」が掴めてくるはずです。アプリの分野ごとに「こんな感じのアプリなら、このソースをもとに作れる」という自分なりの「スケルトン」プログラムも増えてくることでしょう。その段階に達したら、いよいよ「プログラマのアルバイト求人」を探しましょう。

プログラマの求人では「こんな経験がある人は優遇します」という優遇条件が示される場合がありますが、その条件として多いのが「仕事でなくてもよいから自分でプログラムを組んだことがある方」というもの。そう、まさに(自分で開発したアプリを公開している)あなたのことです! 応募する際は、自信をもって自分で公開している「参考作品」のURLを記載しましょう。

既に「Androidアプリを公開している実績」のあるあなたは、アルバイトを募集する企業から見ても「プログラマとして一定の実力を持っている開発経験者」になるはずです。面談では、Androidアプリを通して感じた「プログラミングの楽しさ」「これからどんなプログラムを作ってみたいか」など、職業プログラマとして生きていく「夢」を語りましょう。

プログラマのアルバイト事情