磁化水の健康効果

水に磁気を帯びさせた「磁化水」。浄水器のように水道に取り付けたり磁石の入ったタンクなどさまざまな磁化水の製品がありますね。

健康や能力アップなどさまざまな効果が謳われている磁化水ですが、マウスを使った動物実験で実際に磁化水には何らかの効果があるかもしれない、という実験結果がまとまったそうです。

名古屋市立大の岡嶋研二教授の研究グループは、１ヶ月にわたって磁化水と普通の水道水を飲ませたマウスそれぞれ5匹を比較。その結果、磁化水を飲ませたマウスでは「ＩＧＦ－Ⅰ」という組織の生成を促すタンパク質が増えて脳内の神経細胞の再生が促進されていたそうです。

このＩＧＦ－Ⅰというタンパク質には、かなり汎用的というか広い健康や能力向上効果があるようなので、人間でも同じような効果が期待できれば、「磁化水の効果」もまったくないとは言えないのかもしれません。

磁気に限らず「性質を変えた水」を利用する方式の健康法や民間療法がいくつかありますが、低コストでできる方式の効果や影響を検証してみる価値はありそうですね。