歯科治療体験記-歯医者さんに行くまで

行かなくては、と思いつつ耐え抜いた数年間。

私の虫歯が本格的に痛み出したのは、2000年頃だったでしょうか。最初は、右下の、もともと子供の頃詰め物をしていたのがいつの間にか取れていた奥歯が痛み出したのです。そして、しばらくすると、今度は左の奥歯も…。さすがに我慢しかねて、ネットで近所の歯科を探し、問い合わせをしよう…とまではするんですが、実行に移す機会はなく(^^;。
それからはひたすら我慢の日。どうしても、という時は鎮痛剤のお世話になりました。

そうこうするうちに、2002年春のある日。いつものようにぐらついていた右奥歯をもてあそんでいた私の指に「何か」が抜けるような感覚が……。そう、ついに大穴が開いていた右下の奥歯が抜けてしまったのです。さらに、その抜けた歯の奥にある歯や右上の歯にも痛みが出てくるように……。さすがにこうなっては、もう歯科医にすがるしかありません。覚悟を決め歯科に診療以来のメールを……出しませんでした、結局w。

2002年の夏はすごかったですね。きりきりと、歯の奥で何かが膨れ上がり突き上げてくるような痛み。眠れずに、座り込んで鎮痛剤が効くのを待ったり、台風の夜、鎮痛剤を切らせ暴風雨の中自転車で鎮痛剤を探し回って結局見つけられなかったり……。
幸い、秋になると少し落ち着いたんですが、それでも時々は鎮痛剤のお世話になったり朝まで一睡もできない夜もありました。

そして、ついに「その時」が来ます。12月半ば、食事中、突然左奥歯に強烈な痛みが走ったのです。何か硬いものが、虫歯に当たり傷つけたようで、手で軽く触れると驚くほどの痛みが走ります。さすがにこうなっては、もう(以下略)。覚悟を(以下略)メールを……出しました。ついに。

2002/12/26、午後一番の予約を入れた私は、十数年ぶりに「病院の待合室」に入ります。そして、受付に保険証を出し治療の際の要望などのアンケートに記入し待つことしばし。ついに、運命の時が。

続く

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