歯科治療体験記-その1

ひたすらごしごし

名前を呼ばれて、診察室に入ると、すぐにカーテンで仕切られた椅子とも寝台ともつかない席に案内されました。そして、鏡を使って検診。「健在」「Cいくつ」と一本ずつ検査が進みます。
続いてレントゲン。バネの付いた歯型のような物を強くかむよういわれ、椅子に座っているとすぐに終わり。で、結果は……。

「神経に達する虫歯が5本」

とのことでした。かなり気になっていた(^^;治療費は、保険適用で一本1万程度とのこと(実際にはもう少し安かった気が)で、まずは一安心。まず、どの歯から治療するか聞かれたので、「一番ひどくなりそうな歯から」と答えると「どこもあまり変わらない」とのお返事w 結局直前に痛めた左下の奥歯から始めることにしました。

寝台形式に移行した席に強い照明が当てられ、まずは麻酔です。この麻酔、2段階になっていて最初に霧のようなものが吹き付けられ(注射時の痛みを和らげる麻酔前の麻酔?)、その後麻酔液が歯茎に注入されます。わずかにちくりとする程度で痛みはほとんどなし。
そして、男性の歯科医が手に持つ高周波音を発するドリルで掘削開始w

麻酔が効いているので痛みはないのですが、やはりあの音と独特の振動は不安にはなりますね。で、しばらくすると、無事貫通?し、代わった女性の歯科医が神経を取り始めます。

神経を取る時も当然痛みはないのですが、今度は何やら「ごしごし」と歯の中をこする感じです。ふと、コップをブラシで洗う場面を想像してしまいました。これには結構時間がかかっていましたが、私にできることはただ待つだけ。奥の方だったせいか、頬をずっと引っ張られるような状態が続いて、麻酔があまり効いていなかった唇の端の方が少し痛くなってきました。
神経をとる作業が終わると、再度レントゲンで確認。そして、軽く「蓋」をして最初の治療は終わり。

終わってみると、思っていた以上に「何でもない」というか、あっけなかったですね。とりあえず、これで食事の時奥歯に触れないよう気を使わないですむ、と安心して帰宅しました。

続く

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